運動と病気の関係についてお伝えします

運動不足が招く病気について

運動しないと血が止まる!?

循環器系の疾病とは、脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞などの脳卒中や心筋梗塞などの心疾患を指します。

運動をしないことが、直接的に循環器系の疾患につながる、ということを証明するのは難しいと思われますが、適度に運動をすることが循環器系の健全性を保つ、ということは明らかです。

まず、運動をすると、全身の血液の流れが良くなるのです。
また、筋肉が付いていると、自然と普段から血行が良い状態になります。
逆に、血行が悪いと、身体全体に血が行き渡りにくくなり、貧血を起こしやすくなったり、血管が詰まりやすくなったりする恐れがあるでしょう。

血管が詰まり、最悪の場合ですが、血管が切れるようなことがあれば、大変です。傷ついた血管が脳にあったら、脳内出血になります。また、完全に詰まって血行が滞ってしまったら、梗塞の状態です。

このような事態が起きる可能性を大きく下げてくれるのが、日ごろの適度な運動なのです。

1日30分以上!

次は、以上のような、運動と循環器系の健康状態との関係を裏付ける統計調査をお示ししましょう。

Noda H, et al.(J Am Coll Cardiol. 2005, 46: 1761-7.)は、40~79歳の日本人の男女73, 265人の運動習慣を調べ、約10年間追跡して、循環器系の疾病による死亡との関連を調査しました。

たとえば、日常的な運動たる歩くことと、循環器病との間には関連があるのでしょうか。
上記の調査結果によると、1日あたりの平均歩行時間が30分以下の場合と、30分以上の場合とを比べると、循環器病での死亡率が20パーセント下がることが分かりました。40分以上の場合と比べると、50パーセントも下がっていました。

一方で、40分以上になると、1時間以上の場合と比較しても、循環器病での死亡率にはあまり変化が見られなかったようです。
毎日、少しずつでも体を動かす、というのが重要なのですね。

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